任意整理の方法

任意整理とは、本来話し合いによって進める債務整理の一手段です。過払いばかりがクローズアップされますが、これも任意整理の一つであり、その一部分でしかありません。債務整理の中の方法の一つであり、枠組みと手法の違いであると考えると、違いが分かりやすいでしょう。

任意整理の目的として、返済ができなくなってしまうのではなく、返済を考え直すということがあります。たとえば、このままいけば、将来自己破産をしなければならず、返済自体ができなくなる可能性があるとしましょう。こうなれば、債権者は回収することができなくなります。それならば、返済できる方法を考え直し、少しでも返済してもらうということも重要になってくるのです。

債務者としても、自己破産はリスクがありますので、できることであれば返済できる方法を採りたいと思っているでしょう。その意思をつなぐ方法として選択することができるのが、この任意整理なのです。

ただし、交渉で進めなければ、この任意整理は成立しません。債務者と債権者というパワーバランスの中で進めていくことになるため、どうしても難しい交渉になってきます。うまく成功させるためには、交渉の専門家である弁護士などの力を借りることが一般的となっているのです。

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過払いの請求

任意整理の中でも、債務整理という名前を広めたものに過払いの請求があります。支払う必要のない金利まで請求されていたことがあり、その分は違法であると裁判で判決が出ました。そのため、自分のお金として返還を請求することを過払いの請求と呼ぶのです。

勘違いされることがあるのは、お金が戻ってくる状態を過払いの請求と考える人がいますが、これは誤りであり、あくまでも支払い過ぎたお金を取り戻すことを言います。そのお金を借入金額に対して繰り入れていくことにより、借金が減りますし、お金が戻ってくることもあるのです。ですから、絶対にお金が戻ってくるわけではありませんし、状況によっては借金が減っても返済は続けなければいけないことがあります。

もう一つ、違法な金利がかけられていなければ、この過払いは発生しません。つまり、支払っていないものには適用することはできませんし、現在の様に金利を抑えて貸し出すようになってからは、過払いの請求はできないものだと考えていいでしょう。

過払いの請求には、最終の支払いから10年で時効を迎えるという条件があります。もしも、心当たりがあるのであれば、一度振り返ってみるのも大切な時期に来ているともいえるでしょう。

任意整理とは何か

債務整理というものは、借金の返済を考え直す方法です。話し合いで進めることもできますし、裁判所を通し返済ができないことを認め、借金をゼロにする方法もあります。方法によってリスクもありますが、借金の返済を考え直し、生活を再建するということに比べれば、大きなものではありません。

債務整理の中でも、混同されやすいのが任意整理との関係です。任意整理とは、単純に言えば話し合いで借金の返済を考え直す方法であるといえるでしょう。その名の通り、任意ですので、裁判所なども通しません。債権者との間で話し合いをすることになるのです。そのため、交渉できるかどうかということが重要なカギを持つことになるといえるでしょう。

任意整理には、いろいろな方法が存在します。過払いの請求というのも、任意整理の一つですが、これだけではありません。現在返済できないから、今後に向けて返済方法を見直したりしていくのも、任意整理の一つになってくるといえるでしょう。

債務整理というと、どうしても自己破産に直結する人がいますが、この任意整理を選択することができるのであれば、当事者の話し合いですので、ダメージも少なく返済方法の見直しができるようになるのです。

債務整理の任意整理

借金を抱えている状態は、どこかで生活が苦しくなってきます。これは、どんな形の借金でも同じことであり、どこかに負担がかかってくるからこそ、借金という形をとっているということもあるでしょう。この苦しみは、歯車が狂い返済が計画通りにいかなくなれば、さらに苦しくなってしまうものなのです。

本来借りたお金ですから、返済することが求められます。しかし、借金というものによって、生活できなくなってしまうような状況は改善していかなければいけません。借金という一時的なもので、一生を捨ててしまったりすることは、生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利を謳っている憲法13条に反するからです。この憲法には、公共の福祉に反しない限り、最大限尊重しなければならないとされていることからも、借金などで生命を縮めたりするようなことがないように債務整理という方法が認められています。

債務整理は、借金を返済できるようにしたり、返済自体をしないで済む形を模索したりすることです。ですが、無条件に何でもできるわけではなく、手法によって任意整理など様々な形に分かれています。

借金があるという状況は、決していいことではありません。どうしても返済ができなくなり、苦しんでいるのであれば、債務整理を考えていくことが重要なのです。その中で、任意整理はリスクも少ない方法ですので、いったいどんな方法なのか知っておくことが、重要になってくるといえるでしょう。